入面蘭

竹盛旅館管理人

2009年04月04日 22:18

玄関横の「イリオモテラン」が3月の中頃からつぼみをつけ咲いています。
別名「ニュウメンラン」ともいうそうです。
蘭というと豪華で派手な花をイメージしますが、野生ランだけあって地味で可愛い花をつけています。
近寄るとほのかに優雅な香りがします。

ラン科、着生ランの一種。国内に自生する着生ランでは最大級とされる。
石垣島、西表島と台湾等に産するが、自生のものはごく少ない。
硬く細長い葉が茎に2列につく。
花は径3センチくらい、緑黄色地に紫褐色の斑点が入る。
環境省=絶滅危惧IB類(EN)・沖縄県=絶滅危惧種とのことです。

この着生した元木はブーゲンビレアの大木を切ったものです。
昔、旅館玄関脇にあって、常にたくさんの花をつけてお客様に親しまれていましたが、
台風で倒れてしまい、着生した部分を切り取って育てたものです。
ブーゲンビレアが元気な頃に古見にある「林木育種技術園」の協力で着生させたものです。



関連記事